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エルメート・パスコアール

エルメート・パスコアール

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ちょっとこの映像を見てください。この人は一体なにをしているのでしょうね。

この映像はブラジルの奇才、エルメート・パスコアールの作業風景のようです。
実はこれ、フランスの昔の俳優、イヴ・モンタンのセリフから音を採っています。採譜作業のポイントが良くわかる映像だと思うのです。

良 く、採譜には「絶対音感」が必要とか言われますけど、私の知っているジャズ・ミュージシャンはみな持っているし、おそらくクラシックの演奏家も「絶対音 感」はみな持っていると思います。音楽漬けの日々を送っていれば、嫌でも短期間に音感は磨かれるのを経験できると思います。少なくとも、採譜を仕事として いるよう な人は皆「絶対音感」の持ち主に決まってます。ところが、一般の人はちょっと絶対音感をオーバーにとらえる傾向があるように思います。

この映像を見てもらえば解ると思いますが、時間に沿って、音がどのようなテンポ、スピードで流れてゆくか?音感によってとらえた音がどのタイミングで並べられていくべきか?これを上手に捕らえることが出来るということこそ採譜の最大のポイントのような気がします。

さらにこの映像では、とらえたフレーズ一つ一つにぴったりと合うコードも探っています。これは、もっともその音楽家のカラーが出るところでもありまして、いかにもエルメートらしい仕上がりになっていくようです。

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